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第103回ゆりっくす日曜百円寄席
2016年9月11日(日)

(今回のレポートは茆町さんにお願い致しました)

 先月の『うぐいす寄席』の段階で前売券160枚完売で、今日も当日券での入場を希望してお越しくださった方には申し訳ないことでした。 ユリックスの職員さんが準備してくださってた客席はいつもより多めに座布団が並んでました。 ああ、それなのに、それなのに、最終的な入場者は108人。空席の目立つ客席になってしまいました(…ちゅうても100人以上来てくれはったんですから、ありがたいことですが)。 ところで、お客様に配布した番組表では、喜咲さんが開口一番で、直角さんが三つ目やったんですが、直角さんが正午過ぎに老人会での一席が入っていて、三つ目ではちょいと厳しいかもということで、会場設営後に皆で相談して変更することになりました。 で、いよいよ開演。



    
「猫の皿」 粗忽家 直角

『猫の皿』は、あんまり開口一番には持ってこない根多やと思い
ますが、さすが熟練の直角さん。マクラで客席を湧かせ、根多に
入ってもクスグリをしっかり当てて、良い雰囲気を作ってくれはり
ました。一席ののち、急いで、次の会場に向かいはりました。


     
    
「茶漬幽霊」 寿亭 茆町

『茶漬幽霊』は桂雀々さんのをベースに、先代林家小染さん、先代林家染丸さん、
さらに古今亭志ん朝さん、柳家小三治さんの『三年目』なんぞを参考にして演って
みました。茶漬けを食べるシーン、仕草がまだまだお粗末なもんで、申し訳ないこと
でしたが、やっぱり今回も笑い上手のお客様が助けてくださいました(甘えては
いかんのですが…)。自分で工夫したところが客席に伝わり笑いという反応があると、
何とも嬉しいもんです。


     紙切り 抽選会

(酔書は休演のため、事前に用意された紙切り色紙を抽選でプレゼント)



 
「大安売り」 長柄家 喜咲

喜咲さんは久し振りの『大安売り』やそうで、袖ではたどたどしさに心配する声ばかりでしたが、
持ち味のゆったりした喋り口がたどたどしさを吸収してしまったのか、毎日生徒さん相手に授業
してはるっちゅう経験も物を言うたんか、とにかくしぶとく受けて会場を盛り上げてくれました。


    

 「遊山船」 寿亭 茆町

   『遊山船』は六代目笑福亭松鶴師匠の録音をメインにして演ってみました。
「行き交う遊山の船、その陽気なこと」をキッカケにハメモノが入るんですが、
ハメモノの入るタイミングが遅れ、それで自分も間が外れたのか「カチワリや
カチワリや」がすんなりと出て来ず、些か間の悪い滑り出しになりましたし、
抜かしてしまった部分もありましたんで、反省の多い高座でした。まあ、噺が
破綻することは無かったし、根多なりに笑って頂けてましたんで、何とか
及第点でしょうか。
 
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