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第21回 ゆりっくす日曜百円寄席
2009年1月11日(日)10時30分開演


    

この日は宗像市の成人式と重なり、宗像ユリックスの駐車場は朝から大混雑!
お客様の出足にも影響があるかもと心配をしていましたが、今回は築上郡築上町
主催の「もんじゅ講座」の受講生の皆様31名もお出で下さり、163名の
お客様をお迎えし、途中でお膝送りも御願いするほど大盛況のうち開催
致しました。ご来場いただきましたお客様誠にありがとうございました。


今回の下座は、いつもの九州寄席囃子の会小きぬ社中の小きぬ師匠のほか、まり毬さん、それに
それに、福岡教育大学落語研究会ののどかさんの三味線三丁。加えて笛の勘遊君も加わって、
なんとも賑やかな2009年の幕開けの高座袖でした。(三味線:小きぬ、まり毬、のどか 笛:勘遊)

  
一、 「手紙無筆」寿亭茆町
   
開口一番は「手紙無筆」。茆町さんの登場とともに、お客様は既に期待感で笑いモード。
マクラでの麻生首相の漢字の読み間違いの話題にお客様はすでに大爆笑。開口一番で
これだけお客様が温まれば、もう後の出演者は楽。のっけからお客様を湧かせて次へ。
 
 
一、 紙切り   粗忽家酔書
  
鋏試し「恵比寿様」、お題を頂戴して「牛」「宝恵駕籠」「門松」「節分」。

今回、「宝恵駕籠」には慌てた!御題を頂戴したものの、何だか分からない
「こえかご?」「ほえ〜?」「ほえかご?」…ちんぷんかんぷんのやり取りのあと
なんとかかんとか「駕籠」を切ったものの、これはどう見ても「肥駕籠」っぽい。
後で調べてみると「宝恵駕籠(ほえかご)」は十日恵比寿の際、芸者等を乗せて
練ったもののよう。今では大阪の十日恵比寿神社で行われているらしい。博多の
十日恵比寿神社では担ぎ手が不足して昭和の末から行われていないとか。
知らないはずでもあったが、時事ネタとしてチェックしておけばよかった・・・
今回の高座で勉強させていただきました。節分も時事ネタ。図案を研究しなくては。

一、「天狗裁き」粗忽家勘タン
   
今回がネタおろしとなった勘タン君。稽古不足を自ら案じながらも、
長屋での夫婦喧嘩、隣人、大屋さんとの喧嘩、それぞれの場面で、しっかり
お客様を噺に引き込み、お奉行様の場面では笑い待ちのお客様が、さきに
くすくす笑い出す場面も。天狗からサゲへと期待通りの笑いだったのでは。

 
一、「井戸の茶碗」酔書
  
充分に会場が温まっている中で高座に上がるのは楽であるようで、微妙なプレッシャーも。
これまで何回も高座に掛けている演目とはいえ、気持ちをどう込めていくかで、登場人物が
生きも死にもする。調子がよ過ぎて最後の最後で言い間違いがあったものの、なんとか満足の
いく高座になったかも。笑い上手のお客様と、会場を事前に温めてくれた共演者に感謝!




今回は読売新聞の取材があり、次回の案内とともに新聞
折込の情報版に載せていただくことになりました。

寄席がハネてから会場の外では、ユリックスのスタッフの
皆さんによって、次回のチケット販売が。こうした地道な
サポートが、ゆりっくす日曜百円寄席を盛り上げています。


2009年1月24日(土)読売新聞 かわら版





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