第34回ゆりっくす日曜百円寄席
2010年4月11日(日)

今年になって1月から3月まで連続して前売り券が完売だったのが、今回はあと2枚売れ残ったと、
宗像ユリックスのスタッフの方はたいそうがっかりされていましたが、いやいや、168枚も前売り券
が出たことだけでも本来は驚きなのですから、これだけでも感謝しなければ。前売りをご購入されたお客様
心より感謝申し上げます。当日は、あいにく朝からぐずついたお天気。お客様の出足も遅く、少しだけ心配
しましたが、開演前には160名のお客様にお越しいただき、今回も盛況のうちに終えることができました!



満員のお客様に恵まれて開演!

一、「色事根問」寿亭茆町

いちミエ、にオトコ、さんカネ、 しゲェ、ごセェ、ろくオボコ、ひちゼリフ、やジカラ、
きゅ〜キモ、とヒョ〜 バン…このうちどれでもできれば女性にモテるとのこと。落語を
聴きながら、メモを取ってる者が下座や楽屋にいたとか…。客席も大爆笑のうち、お次へ。


一、 紙切り 粗忽家酔書

ハサミ試しで「虎」。あと、お題を頂戴して「初節句」に「潮干狩り」。「節句」ではなく「初…」と
つくところを頭をひねって写真のような図に。図案も線も甘いものの、なんとか形になってホッとした
ところで、今度は間髪を入れず「潮干狩り」!今日のお客様は通だ!と思ってる場合ではなく、頭の中
は、確かに正楽師匠の本にこんなのがあったなあ…と思い出しながら初挑戦。こういうのはやっぱり
日々いろいろなことに関心をもって、モノを観ておかないと、といつものその場の反省しきりでした。



一、「壷 算」 粗忽家勘タン


お馴染み、上方の「買いもん」ネタ。二荷入り(いっかいり)の壷を買いに行って、わざと一荷入りの
壷の値段を交渉して「その倍」にするくだりは、実際にどこかで使えそう。3円の倍で6円のくだりは
ぼんやり聴いていると、客のほうが正しくさえ思えてきてしまうところはネタのチカラかも。




一、「愛宕山」 粗忽家酔書


今年に入って、「音楽と落語のコラボ」で、九州交響楽団のクラシックやジャズ音楽を「ハメモノ」にして取り組んだネタ。
今回は百円寄席おなじみの、小きぬ社中の下座にご協力いただいての高座。江戸落語に無理やり「ハメモノ」を押し込ん
での展開だけに、勝手が違っていたようですが、そこは難なく務めていただきました。この噺を演じる醍醐味は、やはり
サゲ。「あ!忘れてきた!」の一八の台詞で、どっとウケたので、よし。心地よい汗をかかせていただきました〜。


      
ハメモノの確認をする小きぬ師匠。  今回はユリックススタッフのこんな紹介ポスターがお目見え







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