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第41回ゆりっくす日曜百円寄席

2010年12月12日(日)


宗像ユリックスの正面玄関広場には大きなXマスツリーが飾られていました。

朝会場に着くと、いつもはびっしり座布団が敷かれている会場が何やら寂しい感じ。
座布団と座布団の感覚が大きく(ゆったり?)空けてあり、後ろの補助いすも少なめ。
聞いて納得。今回は前売り券が70枚しか出ていないとのこと。せっかく特別ゲストを
お招きしてあるのに残念・・・と嘆くまま開場。そうすると、心配をよそにお客様の出足
が続く続く!当日券をお求めのお客さまがどんどん出て、最終的には107名のお客様
にお越しいただき、スタッフ一同ほっとする間に二番太鼓に続いて開演となりました。

 
会場はゆったりとした雰囲気(左)。会場の向かって右の襖の間に
何やら怪しい小窓が・・・。実はこれ、撮影用の小窓です(笑)


一、「ん廻し」 粗忽家酔書

別名「運廻し」。関西では「田楽食い」というネタ。本来は「寄合酒」
の一部で演じられたとか。かの江戸時代の有名な笑話本「醒睡笑」にも
原話が載っているという由緒正しき?古典落語です。噺は単純で「ん」
の字が付いた言葉を言った者が、その数だけ田楽が食べられるという
お遊び。古典ネタからオリジナルまでいろいろ幅ができそうなネタです。
オリジナルで「キンカン」の歌を入れてみましたが、唄うと客席からも
唱和が!噛み噛みでしたが、楽しくやれたので合格のネタ下ろしでした。


一、「書割盗人」寿亭茆町

東京ではご存知「だくだく」。思うに、落語だからこそ表現できるネタじゃないで
しょうか。お芝居や映像では表現できないでしょうねこれは。家中の壁に家具調度
の「絵」を書くというのは落語の住人らしい発想。そしてそれを頼まれて書いてし
まう「甚兵衛さん」も「甚兵衛さん」ですなあ。会場は大いに落語モードに!


一、紙切り 粗忽家酔書

お馴染み鋏試し「相合傘」のあとお題を頂戴して「サンタクロース」「注連縄」
「うさぎ」「五重塔」。「サンタ」「うさぎ」は想定内としてあとの二つは想定外!
もっと芸術的に切りたいと思うのですが、正楽師匠のようにはいきませんね。


一、「蜆売り」 春歌亭丹馬

今回のゲストは兵庫県養父市を中心に活躍されている春歌亭丹馬さんです。
広島大落研時代はラジオの番組まで持ち、学生時代から活躍されていました。
2004年の福岡での国民文化祭では準優勝に輝いたという実力の持ち主。今回は
冬の人情噺「蜆売り」での登場です。最後の、蜆屋が雪の中に飛び出していく
ところでは「雪」のハメモノ。遠くから聞こえる蜆屋の売り声が下座から
聞こえてサゲへ。客席からはすすり泣くお客さんの声が聞こえた涙と笑いの
人情噺。サゲのあとの鳴り止まない拍手がお客様の満足度を表していました。


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