第47回ゆりっくす日曜百円寄席
2011年6月12日(日)10時半開演

梅雨の小雨が朝から降るあいにくのお天気でしたが、会場は相変わらずの盛況で、101人のお客様にお越しいただき、
開演しました。 今回のゲストは関西のアマ落語界で、その名を知らない人はいないという南遊亭栄歌さん。三重県から
はるばる宗像までお越しいただきました。栄歌さんは本業(内科のお医者さん)の傍ら、地元はもちろん名古屋、大阪、兵庫
と各地で活躍。毎年行われる大阪の全国社会人落語選手権大阪本選では、かつて3年連続優勝したという大変な実力
の持ち主なのです。今回も上方落語らしいハメモノがたっぷり入った本格落語を、たっぷり披露していただきました。


開演前のハメモノの打ち合わせ。本番に向けて、栄歌さんからは細かい依頼も。


一、「狸の鯉」 粗忽家酔書
   
おなじみ「狸」シリーズ。今回は子狸が恩返しにと「鯉」に化けるというお噺。「狸」のように芸が「化け」るといいのですが。


一、「廻り猫」 爪田家桐璃
   
珍品小噺で登場の桐璃君。マクラでは画用紙を使っての最近の読みづらい名前を紹介。
ほんまかいなというような名前があるんですね。猫の名前・・・型通りのサゲでお次と交代。


一、「四人癖」 寿亭茆町
   
それぞれに癖のある四人。決め引きをして、もし癖をしたら罰金をと決めたのはよいのですが・・・。
なんだかんだと言い訳をして癖のやりっこ。因みに自分の癖は・・・自分ではわからないようで。


紙切り 粗忽家酔書
  
はさみ試で「恵比寿大黒」、お題を頂戴して「ほていさん」。もう一つリクエストは「かえる」。
「ほていさん」はあまりにひどい出来に、「次回の百円寄席までの宿題ということで」



一、「親子茶屋」 南遊亭栄歌
     
満を持して登場の今回のトリ、栄歌さん。よく通る声と滑舌のいいしゃべりはさすがです。自分の親子の芸どころDNAの
マクラに続いて大阪の船場の商家の親子の会話へ。本当は遊び慣れているものの、息子の前では堅物を通す。「百年
目」の番頭さんとかぶる難しい人物描写ですが、そこは栄歌さん、しっかりと演じ分け、後半の茶屋入りへ。ハメモノは
いつもの小きぬ社中のみなさんです。「狐つき」の類は茶屋遊びの古典スタンダードですね。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」
でも「七段目〜一力茶屋の場」で由良之助もそんな遊びをやってました。サゲも決まってお開き。ありがとうございました。


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