第９５回ゆりっくす日曜百円寄席
２０１５年１１月８日（日）
前夜の雨が上がり、お天気は回復し、気温はぐんぐん上昇。立冬とは名ばかりのぽかぽか
陽気。でも会場はもう冷房が入らないとのことで開場の窓を開けて風を通すことに。今回は
広島から柱笑福さん、愛媛から芸乃虎や志さんのＷゲストを迎えての番組。お客さまの期
待感も満杯で最終的に前売８５に当日券を加え９３人のお客様を迎えて開演致しました。
「大安売り」粗忽家酔書
ちょうど九州場所がこの日から始まるというので、自分としては初めての相撲ネタ。なんとか日にちや決まり手
を間違えずにやれたというだけでしたが、これから持ちネタになるよう工夫したいと思いつつ高座を降りました。
「上燗屋」柱笑福
「桂（かつら）やおまへんで、柱（はしら）でっさかい」が開口一番のトレードマークの笑福さん。今回は
広島から大相撲九州場所を観戦するついでに出演いただきました（笑）演目はお馴染みの酔っ払い
の噺。いかにも飲んでいるように頬や額を赤く火照らせての高座にお客さんも大喜びでした。
「鋳掛屋（いかけや）」寿亭茆町
毎度まだ百円寄席に出ていない演目を仕入れて下さる茆町さん。今回は三代目春団治でお馴染みの演目を
ネタおろし。オチがないので無理やりつけたとのことで「子供達に小便で火を消された鋳掛屋が「せっかくの火を
小便かけられて消されてしもた。これでは『鋳掛屋』やなしに『しぃかけられ屋』やがな」と嘆いて終わる。今日は
この型でやってみました」とのことでした。鋳掛屋なんてもう見かけませんが古典落語では生きている風情です。
紙切り 粗忽家酔書
鋏試しで「土俵入り」、リクエストは「笑点」に「ラグビー五郎丸選手」。まだまだブームは続きそう…
「精神科医の休日」（自作） 芸乃虎や志
今回のメインゲストは愛媛から芸乃虎や志さん。第２回社会人落語日本一決定戦の優勝者です。満を持しての百円寄席の登場で
お客さんのみならず、スタッフも共演者も期待感満杯！それに堂々と応える高座はさすがです。オリジナルの新作落語を展開して
途中にはお得意の美空ひばりの唄まで出て絶好調。すっかり風格の出たお腹…否、高座姿に満喫しました。
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